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2015.8.25 改訂

信号機を設置して列車を停車させよう

mfx信号機以前の、手動アドレス設定式のデジタル信号機をお使い方へ

以下の記事では、mfx信号機を使用しています。
mfx信号機が発売される以前の、手動アドレス設定式のデジタル信号機をお使いの方は、設定方法や設置方法については、こちらのページをご覧ください。

信号機を準備する

信号機を設置すると、信号機の手前で列車を自動的に停車させることが出来るようになります。
メルクリンでは信号機は情景を演出するストラクチャーではなく(もちろんその役割もありますが)、列車の運転を行うために必要な制御機器のひとつなのです。

mfx信号機では、従来では手動で割り当てが必要だったアドレス設定操作が不要で、CS2が自動で信号機を認識するようになっており、設定がより簡単になっています。

mfx信号機

使用するパーツ

信号機の箱の中には非常にたくさんのパーツが入っていますが、これらは全部は使いません。
過去の資産との互換性を保つためのアナログ式レイアウト用の配線や、固定式レイアウトで信号機をより実感的に設置するための固定具も一緒に同梱されているからです。

使うパーツは下の写真にある
(1)信号機本体
(2)赤茶リード線(ビニル袋の中に入っています)
(3)赤2本のリード線(ビニル袋の中に入っています)
(4)Cトラックへの信号機固定用パーツ
です。

信号機の必要なパーツ

使用しないパーツもなくさないように大切に保管しておいてください。

ディップスイッチをメルクリン用に設定する

信号機の台座の底面には、設定用のディップスイッチがあります。
工場出荷時にはDCCモードに設定されていますので、メルクリンモードに切り替えます。

信号機がレールや電源などに何も繋がれていないことを確認します。
ディップスイッチの操作は、必ず信号機に給電されていない状態で行ってください。

ディップスイッチの10番をOFFにします。
スイッチは非常に小さいので、精密ドライバーや先の細いピンなどを使用して、慎重に切り替えてください。

ディップスイッチの10番はONにするとDCCモード、OFFにするとメルクリンモード(fx/mfx共通)になります。
メルクリンで使用する場合には、10番はOFFにしてください。

10番を下げてメルクリンモードに設定する

mfx信号機をCS2で使用する(=mfxモードで使用する)場合には、ディップスイッチによるアドレスの設定は必要ありません。
アドレスはCS2が自動で設定してくれますし、キーボード画面で自分の好きなアドレスに割り当てることも出来ます。
1番から9番のディップスイッチは、DCCやfxで使用する場合のアドレス設定のためのものですが、ここは何番に設定されていても構いません。

mfx信号機をCS2で認識させる

赤茶リード線を、信号機の台座にある2線コネクターに接続します。
信号機の台座のコネクターは、右側から、2線、3線、3線の順番になっています。赤茶リード線は2線のコネクターにしか挿さらないようになっていますが、間違えないように注意してください。

赤茶線をコネクターに付ける

赤茶線の先の端子を、プログラムトラックのレールに接続してください。
本線のレールではなく、必ずプログラムトラックに繋いでください。
プログラムトラックには認識させる信号機を1つだけ接続して、他の機関車を乗せたり、複数の信号機を繋がないようにしてください。

CS2のkeyboard画面を表示させます。

スパナマークをタッチして、設定画面に入ります。

スパナマークをタッチして設定画面に入る

下にある「mfx」マークをタッチします。

mfxマークをタッチする

画面にバーが表示されて、CS2が自動で信号機を検出します。
検出には少し時間がかかりますので、終わるまでそのまま待っていてください。

mfx対応アクセサリーを検出する

正常に検出されると、キーボードの空いているスロットのうち、一番アドレス番号が小さいスロットに「m」のマークが付いた信号機が自動で登録されます。
アドレスは後から自分で好きな位置に簡単に移動させることも出来ます。

mfx信号機が検出された

緑色のチェックをタッチします。
これで信号機が使えるようになりました。
アイコンをタッチして、信号機が正しく切り替わることを確認してください。

mfx信号機が動くことを確認する

アドレスが重複してしまった場合には?

通常の自動認識では発生しにくいのですが、万が一、すでに他のアクセサリーが設定されているアドレスに重複して登録しようとした場合や、自分で明示的に重複しているアドレスを設定してしまった場合には、上書き防止のために確認ダイアログが表示されます。

アドレスが重複してしまった場合の確認ダイアログ

この場合には、以下の3つから動作を選択できます。

1つ目の「replace exisitng accessory with new mfx item」で、既存のアイテムを置き換えて、新しいmfx信号機を登録します。
2つ目(初期値)の「assign mfx item new address」で、アドレスを別途指定して、そのアドレスに登録し直します。
3つ目の「do not use new mfx item」では、既存の設定をそのまま活かして、mfx信号機は登録しません。

正常に認識しない場合には?

通常は、mfx信号機は自動で認識されるのはずなのですが、たまに認識に失敗して、「m」マークが付いた信号機が登録されない場合があるようです。 私も実際に何回かそういう現象が発生しました。

自動登録に失敗した場合の画面例

この場合には、以下の操作を行うことで、正常に登録されるようになります。

(1)CS2を最新の状態にアップデートする。

mfx信号機の自動認識機能は、CS2のソフトウェアバージョンが4.0.1以降でないと使用できません。
バージョンが古い場合には、CS2のソフトウェアアップデートを行ってください。

また、バージョン4.0.1であっても認識に失敗する場合があります。これは、バージョン4.0.1自体が、2015年8月12日頃更新されているバージョンの後に、8月17日頃にも、もう一度バージョンアップしているためです。
CS2の個体差によっては、8月12日頃の4.0.1では認識しない場合があるのではないかと思います(実際に私のCS2ではそういう現象が発生しました)ので、4.0.1の人でも、もう一度確認のためにアップデートを行ってください。

(2)CS2をリブートして、もう一度最初から操作をやり直す。

理由はわかりませんが、うまく認識してくれない場合や、設定時に画面表示が崩れてしまうことがありました。
この場合には、CS2を再起動して、もう一度最初から操作し直してください。
何回かチャレンジしていると認識してくれると思います。

mfx信号機を設定する

アドレス(キーボード画面の設置位置)の変更

自動認識されたmfx信号機は、いつでも簡単にアドレスの変更ができます。
信号機底面のディップスイッチを変更する必要はありません。mfxモード(mの付いたアイコン)で認識している時にはディップスイッチを変えなくても、画面から配置変換をすることができます。

keyboard画面でスパナマークをタッチして、設定画面に入ります。
設定を変更したい信号機のアイコンをタッチします。

変更したい機器のアイコンをタッチする

Address欄をタッチします。
設定できるアドレス番号(=他のアクセサリーが使用していない番号)がリスト表示されますので、新しく設定したいアドレスを選択します。

Address欄をタッチして設定を変更する

緑色のチェックマークを押して、設定を反映します。
新しいアドレスに切り替わり、キーボードスロットの位置も変更されます。

新しいスロットに移動できた

信号機の動作を変更する

信号機によっては、動作設定を変えることが出来ます。
例えば、この70411 腕木式信号機では、腕木の動作速度と揺れ方、灯火の明るさなどを調整することが出来ます。

keyboard画面でスパナマークをタッチして、設定画面に入ります。
設定を変更したい信号機のアイコンをタッチします。

変更したい機器のアイコンをタッチする

「CV Access」のアイコンをタッチします。

CV Accessをタッチする

初回は警告ダイアログが表示されますので、内容を確認した上で、緑色のチェックを押してください。

警告内容を確認する

また、場合によっては、図のようなダイアログが表示される場合があります。
この時にはバッググラウンドで信号機が処理中の状態で、まだ設定を変更することができません。
少し(数十秒~1分程度)待ってから、再度、CV Accessアイコンをタッチしてください。

このダイアログが表示された場合にはしばらく待ってから再度操作する

信号機のCVデータが読み込まれます。
しばらく時間がかかりますので、終了するまで待っていてください。

CV値が読み込まれる

下のような画面になれば、読み込み完了です。
ごく稀にですが、この画面表示が崩れる場合があります。その場合には、CS2を再起動してから、再度同じ操作を行ってください。

CV値設定変更画面

非常にわかりにくいのですが、下の文字が重なっている部分が、実はタッチして切り替えることが出来ます。
右の文字の部分をタッチします。

白くなっている部分の文字をタッチする

設定の2画面目に表示が切り替わります。
この信号機では、以下の設定を行うことが出来ます。
※信号機により設定できる内容は異なります。

設定画面その2

Bewegungsmuster:腕木の動作設定
LED-PWM:灯火の明るさ
Offset1:1番目の腕木の位置の微調整
Offset2:2番目の位置の位置の微調整

Bewegungsmuster:腕木の動作設定は、腕木の速度を中速、高速から選択できます。
また、動いた後に反動でバウンドするかどうかを設定できます。
わかりにくいので具体的な動きについては、動画でご覧ください。

LED-PWM:灯火の明るさは、1から15までの数値で調整します。

Offset:腕木の位置の微調整は、腕木が止まっている位置(斜めの時の傾き)を微調整できます。
2本の腕木がある場合には、2本の位置を微妙にずらすこともできますし、ぴったりと角度を揃えることも出来ます。
1から255までの数値で設定しますが、極端な設定をすると腕木の動きがかなりおかしくなるので、5くらいずつ変えながら様子を見て調整してください。

腕木の微妙な角度の調整も可能

信号機をレイアウトに設置する

信号機をレイアウトに設置します。

信号機の台座に赤2本のリード線を追加で差し込みます。
台座に付いている3つのコネクターのうち、中央のコネクターに差し込んでください。

赤2本リード線を取り付ける

信号機を取り付ける位置のCトラックに、固定用パーツを取り付けます。
線路の下側にひっかけるだけですので簡単です。

Cトラック用固定パーツを取り付ける

固定用パーツに信号機を取り付けます。
信号機底面の穴と固定用パーツの突起の位置を合わせて差し込み、横にスライドさせると固定されます。

信号機を取り付ける

図のように配線を接続します。

mfx信号機の配線図

信号機をレイアウト図に登録する

設置した信号機はレイアウト図にも登録しておきます。
信号機ではどの列車でも必ず赤で止められて、青で発車も出来るので、いままで設置していたメモリーのルートは削除しても良いでしょう。

レイアウト図の信号機アイコンにタッチすると、信号機を赤と青の2種類に切り替えることが出来ます。

信号機は赤の時だけ停車する

列車の運転において意味がある信号は、赤と「それ以外(黄色や青など)」の2種類だけです。
信号機の種類によっては赤と青以外に、黄色や複雑なパターンを表示できるものがあります。
これらのパターンを明示的に表示するには、キーボードのスイッチパネルを使います。

赤の時には列車は止まり、それ以外の時にはそのまま通過します。黄色信号が表示されているからといって列車は自動的に速度を落としたりはしないので、黄色信号で速度を落としたい時には別途メモリーで減速命令を作成しておいてください。

信号機を使って列車を走らせる

列車を走らせます。
信号機を赤に切り替えると、次に信号機を通過しようとした際に、列車はそこで自動的に止まります。

信号機を青に切り替えます。
止まっていた列車は「元の速度で」走り出します。

メモリーでは『この列車の』速度を変える、止めるという列車ごとの指定が必要でしたが、信号機では列車を指定しなくても、そこを通過する全ての列車を必ず止めたり、再走行させたりすることができます。
特定の列車の動きを変えたいのならメモリーですが、駅ですべての列車に対して停車・通過の指示を出したいのであれば、信号機が圧倒的に便利です。

ブレーキモジュールの追加でなめらか停車に

ただ、今の止まり方はちょっと急停車ですよね。
普通に滑らかに停車させるには、mfx信号機にさらにブレーキモジュールを追加します。
信号機だけでは、絶縁区間への給電を単純に止めるだけですので、列車はSTOPボタンを押した時と同様に、電気が切れて急激に停車してしまいます。
ブレーキモジュールを追加で組み込むと、列車は減速遅延で設定されている速度で減速してなめらかに停車します。

ブレーキモジュールを組み込んだ場合には、1つだった絶縁区間の部分が、過渡区間、ブレーキ区間、ストップ区間3区間に分割されます。
メルクリンのデコーダーは、線路に流れている交流の電気が直流に切り替わると、自動的になめらかに停車するように機能が組み込まれています。ブレーキモジュールのブレーキ区間には直流の電気が流れていますので、列車はなめらかに停車するだけでなく、ライトやサウンドも鳴り続けます。
ただし、赤信号になっている間は、これらの状態をコントロールすることは出来ません。

過渡区間は、電気を交流から直流に変更するための切り替え区間です。
この区間の長さは、一番長いシューを持っている列車のシューの長さ分だけ必要です。あまり長くすると動きがぎくしゃくするので、一般的には直線94mm分がベストです。
シューの長さ分だけで電気の特性を変更できることは、メルクリンの大きなメリットのひとつです。
2線式の場合には、電気的に同じことをしようとしても、集電方式の違いで全車両の車輪から集電していたりするような列車が存在するため、この方式は採用できません。

ストップ区間は、ブレーキ区間で万が一停車できなかった時の、緊急停止区間です。
通常はストップ区間に入らずに、その手前のブレーキ区間で停車することが正常な動作になります。

ブレーキモジュールを追加した場合には、下図のように配線します。
かなり大変な配線になりますので、正直なところお座敷レイアウトの場合には純正のこのやり方では非現実的です。固定レイアウト専用になってしまうと思います。

mfx信号機+ブレーキモジュールの配線図

HRS製信号機付きブレーキモジュール

純正のブレーキモジュールはあまりにも大変なので、風のおひるねでは『HRS製ブレーキモジュール付き信号機』を利用しています。
これはメルクリンストア大阪HRSさんが自社で製作されている製品で、受注生産のため、HRSでMSやCSを購入している人でなければ購入出来ないという制限があります。量産できないため、納期もかかります。
ただ、大変画期的で便利な製品ですので、HRSさんを利用されている方ならば、考慮の価値があると思います。

HRS製ブレーキモジュール付き信号機は、上のとても面倒な配線が1枚の基板に集約されていて、さらに信号機も付いているというオールインワン信号機です。
写真のように非常にシンプルです。

信号機が付いているレールがストップ区間、短いレールが過渡区間になっていますので、あとは真ん中のブレーキ区間を、レイアウトに合わせて好みの長さで繋ぐだけです。
配線はまったく不要で、このままCトラックに繋げるだけで機能します。
アドレスの設定も信号機の裏の基板にスイッチが付いていますので、それを押すと信号機が点滅します。その間にキーボードのスイッチを押すだけ完了します。
一度でも純正の配線をしたことがある人からすると、あまりに簡単になっているので本当にびっくりします。

現状では、お座敷レイアウトでブレーキモジュールを使用する場合には、その区間だけあらかじめ板か何かで組んでしまっておくか、HRS製ブレーキモジュール付き信号機を使用するのが良いと思います。
ただし、HRS製ブレーキモジュール付き信号機は純正品ではありませんので、自己責任での使用になります。私のレイアウトでは問題が起きたことはありませんが、負荷とかどの程度耐えられるのかは未知数です。
また、最近では、引き込み線の終端タイプも注文できるみたいです。

信号機を使った自動運転

センサーと信号機を使って交互運転を行ってみましょう。

待避線の部分を図のようにレイアウトを組んで、メモリー等を設定します。

【メモリーの設定】
・センサーで1番がオンになったら、信号機Aを赤にする。
・センサーで1番がオフになったら、ポイントを相手側の待避線に切り替えて、信号機Bを青にする。
・センサーで2番がオンになったら、信号機Bを赤にする。
・センサーで2番がオフになったら、ポイントを相手側の待避線に切り替えて、信号機Aを青にする。
※反対向きに走る場合にはポイントは切り替えなくても良いですが、一応、組み込んでみましょう。発車のタイミングもDelay時間で設定してみましょう。

センサーがオンになった時=待避線に列車が入ってきた時ですから、その待避線で停車できるように、自分の進路の信号機を赤にします。

次にセンサーがオフになるのは、編成の最後尾がコンタクト区間を抜けた時=編成全体が待避線の中に収まった時ですから、このタイミングで相手側の待避線の信号を青にして列車を走らせても問題なくなるというわけです。

前回のメモリーの時の自動運転と違う点は、進入時に自分の進路の信号機を赤にしているので、編成全体の長さが待避線よりも長い場合には、センサーがオフになることがないため、そこで自動運転は止まってしまい衝突事故にはならないという点です。
長い編成の先の方が信号機で止まっていて、後ろがポイント部分にかかっているといつまで経ってもコンタクトはオフにならないので、隣の線の列車は発車しません。そのため、衝突は回避できることになります。

どうでしょうか。上手く走らせることができましたか?

信号機とメモリーを上手に使い分けて、楽しいレイアウトを目指してください。