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2015.12.29 修正

センサーで列車の動きを検出して運転しよう

【注意】旧製品のS88を利用している方へ

以降、このページでは、L88(型番60883)、およびその増設子機であるS88(型番60881)を用いて説明しています。
非常にややこしいのですが、S88には同じ名前ですが、もうひとつ別の機器である「S88フィードバックデコーダー(型番60880)」という旧製品が存在しています。
※L88は1種類しか発売されていません。S88は新製品と旧製品で名前は同じですが、機能が違います!!

旧製品のS88フィードバックデコーダー(型番60880)を使用している人は、こちらにある旧製品のページの説明を読んでください。

旧製品のS88と新製品のS88の比較写真

メルクリンのセンサーの仕組み

センサーを使うと列車の位置や動きを検出できるようになります。
CS2ではセンサーからの検出情報を元に、様々な運転を連動させられるようになります。
例えば、片方の待避線に列車が入ったらもう片方の列車を出発させるとか、トンネルの手前では警笛を鳴らすとか、1番線に列車が止まっていたら2番線に進入するとか、特定の地点で列車を止めたり、進行方向を反転させたりとか、そういうことができるようになります。

センサーについては実際にレイアウトに組み込む前に、動作の仕組みと種類を正しく理解しておく必要があります。
まずはメルクリンのセンサーの基本的な原理を解説します。

センサーを利用するには、センサー本体とは別に、CS2と接続するL88(Link s88)という箱形の専用機器が必要になります。
L88には1個につき計16個のセンサー用端子が付いています。また、L88にさらに別売りのS88という増設用機器を追加することで、センサー用端子の数を増やすことができます。
これらの端子にセンサーからの線を接続しておくと、各端子に電気が流れたことをCS2で検出できるようになります。それに基づいて、様々な機能を連動させて運転を行います。

イメージとしては、メモリー機能がロボット社員だったとすると、センサーの方は社員に指示を出すため番号表示ボードです。
病院などに設置してある大型の番号が表示される機械を想像すると良いと思います。自分が持っている整理券の番号が表示されたら、受付に行きますよね。あれと同じです。
「L88やS88に1番という表示が出たら「Go」のメモリーの運転するんだよ」という具合に、L88やS88の番号の付いたセンサー端子に電気を流すことで、ロボット社員にあらかじめ指示しておいた行動をさせることが出来るようになります。

センサー本体は列車の位置や動きを検出し、それに応じてリード線に電気を流します。
リード線に電気が流れると、L88の数字端子に電気が流れます。何番の端子に電気が流れたのかをCS2が検出して、前もってその番号に対応したメモリーに登録しておいた機能を実行する、という仕組みです。

3種類のセンサー

メルクリンでは全部で3種類のセンサーがあり、それぞれ用途が異なります。
3種類の特性の違いをしっかり把握しておくことが大切ですので、3つのセンサーの違いを説明します。

(1)サーキットレール

サーキットレールは、レールの真ん中にテコになる突起が取り付けてあるレールです。
列車が通過した際に、車両の下に付いている集電シューが、このテコと接触して物理的に押し倒します。
テコが倒れると電極と接触してリード線に電気が流れます。

【メリット】
・Cトラックのレールとして発売されているので取り付けが簡単です。レールを組み込むだけで済みます。
・テコが倒れた方向がわかるので、列車の進行方向(どっち向きに走って行ったのか)を検出することが出来ます。

【デメリット】
・特定の種類のレールしか発売されていないので、設置場所が限定されます(R1とR2の15度、94mmの直線のみ)。
・シューがないとテコが倒れないので、編成中のシューの位置が検出位置になってしまいます。
・編成内にシューが複数個あるような列車の場合には、シューが通過する度にセンサーが複数回反応してしまうので、それを前提とした運転を考えておく必要があります。

(2)コンタクトレール

コンタクトレールは、片側のレールが途中で切断されている94mmの直線が2組になっているレールです。
このレールだけでは短すぎて機能しないのですが、2つのレールの間に、自分で裏側の接点を切断加工して左右のレールを電気的に分離した他のCトラックを挟んで使います。
本来は左右が繋がっているメルクリンのレールですが、それをわざと分割して一方のレールにだけリード線を取り付けておくと、列車が通過した時に車輪が左右のレールを接続する形になりますので、切り離されたレールにも電気が流れます。
その電流を検知して列車の存在を認識します。
メルクリンならではのセンサー方式で、可動機構や別電源等を必要としないので、動作もとても安定しています。

コンタクトレールは別に購入しなくても、自分で加工すれば、手持ちのCトラックを自由にセンサー化することができます。
このためレイアウトの好きな位置をセンサーに出来ることがメリットです。

【メリット】
・基本的にどんなレールでもセンサーにすることができるので、レイアウトの好きな位置に組み込める
・列車の車輪で反応するため、編成の端が通過した瞬間に検出でき、編成が線路上に存在する/しないを判定できる
・機械的な仕組みがないために壊れにくく安定して動作する

【デメリット】
・このセンサーだけでは列車の進行方向を判定することが出来ない
・ACホイール以外のホイール(2線式鉄道模型用の車輪)では検出できない
※メルクリン純正品の列車では問題ありません。サードパーティーの車両を購入する場合には確認が必要です。
・必ず加工が必要になる。製品として販売されているコンタクトレールを購入しても、間に入れるレールは加工が必要になります。

(3)マグネット

マグネットはセンサーの中では唯一レールではありません。
小さな板磁石とそれに反応するセンサー、取り付けネジの3つで構成します。3つの製品はそれぞれ個別に販売されていて、磁石はさらに大きさ別に3種類が発売されています。
板磁石は車両の下側に取り付けます。
センサーの方はレール上の好きな位置に設置します。
板磁石の付いた車両がセンサーの上を通過すると、磁石にセンサーが反応して電気が流れる仕組みです。

【メリット】
・基本的にどんなレールでもセンサーにすることができるので、レイアウトの好きな位置に組み込める
・特定の車両の特定の部分に反応させることが出来るので、列車を区別したり、位置を正確に決めることが出来る

【デメリット】
・車両ごとに取り付けが必要になるため、設置や調整作業が大変でコストもかかる
・このセンサーだけでは列車の進行方向を判定することが出来ない
・センサーの取り付けにはレール側、車両側両方の加工が必要

適材適所でセンサーを配置する

この中で最も汎用性が最も高くて便利なので多用するセンサーは、(2)のコンタクトレールです。
これはメルクリンならではのセンシング方式で、機械的な機構がまったくないので、加工に慣れてさえしまえば安価に大量にセンサーを設置することが出来ます。
レイアウトに設置する場合には、ポイントなどの特殊なレールを除いて、自由な位置に自由な長さのセンサーを設置できることも便利です。
私のレイアウトではほとんどすべてのセンサーが(2)のコンタクトレールです。

ただし、コンタクトレールでは、列車の進行方向を検出できないため、進行方向に応じて反応させたい場合には(1)のサーキットレールを使います。

(3)マグネットはかなり用途が限定されると思います。
製品全体としての価格も3種類の中では最も高く、組み立ても設置後の調整も時間がかかって大変です。他のセンサーかメモリーで代用がきく場合も多いので、このセンサーはよほど特殊なケースを除いて、使わなくても良いと思います。

センサーごとの利用シーン

それぞれのセンサーの具体的な利用シーンは次のようになります。

(1)サーキットレール

進行方向を検出できるので、同じ区間を通過する時に、行きと帰りで違う動作をさせたい場所などに使用します。
例えば、単線の行き止まりに駅がある時、その手前に設置しておくと、駅に近づいた時には停車、駅から出発する時には警笛を鳴らすといった違う動作をさせることができます。

サーキットレールは、センサーの中では唯一組み立ての必要がなく、買ってきたレールを配線するだけで使用できますので、初心者向きです。
ただし、設置場所は限られますし、シューが複数ある編成については動作を考えておく必要があります。
例えば、サーキットレールで駅に停車させるようなことをする場合には、編成の前後にシューが付いていると、2回停車してしまったりするので注意が必要です。

(2)コンタクトレール

編成全体の位置を把握できるので、駅のホームに設置しておくとホームに列車が入っているかどうかを検出できますし、ホームに入ってきた時、出て行った時というタイミングを検出することも出来ます。
また、トンネルの中の区間をすべてセンサーにしておけば、列車がトンネルに入る時にハイビームを点けて、トンネルから抜け出たらハイビームを消すといったこともできます。

(3)マグネット

貨物列車に取り付けて、貨物列車が来たら貨物線にポイントを切り替えて、旅客列車の場合には旅客線を進行させるといったことができます。
また、機関車や客車に取り付けて、特定の車両を特定の位置にぴたりと合わせて停車させることも出来ます。

センサーの作り方

センサーの中では、コンタクトとマグネットは組み立てが必要です。

コンタクトセンサーの作り方

コンタクトセンサーは、コンタクトレールを購入しても、2組のレールの間に別のレールを挟まないと長さが不足するので、そのままでは使用できません。
間に挟むレールの加工の仕方はとても簡単で、Cトラックの裏面で繋がっている2カ所をニッパで切断するだけです。
レールは切断しても、センサーに使わない時にもそのまま使えます。また、切断した箇所をハンダで再接着すれば、元に戻すことも出来ます。

Cトラックを裏返します。
両端にある図の2カ所の部分をニッパで切断します。

そのままだと何かの弾みに接触してしまうことがあるので、ニッパの先端部で金属板を押して離しておきます。

【製品のコンタクトを使わない場合のみ】
製品のコンタクトレールは、左右の片方のレールが切断されていますが、製品のレールを使わなくても簡単に同じ状態を作ることが来ます。
接続部の外側の端子に赤い絶縁キャップをはめれば良いだけです。
要するに左右が分離されているレールの一定区間だけを、電気的に独立させれば良いだけですので、絶縁キャップをはめる位置を変えれば、好きな区間をセンサー区間にすることが出来ます。

【製品のコンタクトを使わない場合のみ】
また、絶縁キャップが面倒、またはキャップは破れやすいので絶縁が心配だという場合には、区間の両端部の端子そのものを除去してしまうという方法もあります。ただし、この場合には元に戻すことは出来ないので、センサー区間が確実に確定する固定レイアウトなどで使用すると良いと思います。

【製品のコンタクトを使わない場合のみ】
コンタクトレールを作ったら、隣のレールと接続した時のレールとレールのつなぎ目をよく見て確認してください。
レールの個体差によっては、繋ぎ目がくっついてしまっていることがあります。こうなると電気が流れてしまい、センサーにはならないので、こういうレールは使用を避けた方が無難です。
もし、くっついてしまっている場合には、先端をヤスリで少しだけ削って間隔を作ります。

片側のレールにセンサー用のリード線を取り付けます。
これはフィーダー線の取り付け方と同じです。
コネクター端子で接続しても問題ありませんが、私は端子が外れるのが嫌なのでハンダ付けしてしまっています。

CS2とL88の設定と繋ぎ方(コンタクト)

L88は初回のみ使用する前に初期設定が必要です。
初期設定方法についてはこちらのページでご確認ください。

CS2にL88を繋ぎ、L88にセンサーの線を繋ぎます。
ACアダプターの電源は、必ずL88、CS2の順番にオンにしてください。先にCS2をオンにしてしまうと、L88が正しく検出できない場合があります。
繋ぎ方は下図を参照してください。

もし、センサー端子の数が16個では足りない場合には、増設用子機であるS88をさらに購入して、センサーの端子を増やします。
この場合にも、最初の1台目は必ずL88でなくてはいけません。S88だけを買っても使えないので、注意してください。

コンタクトセンサーの配線図

マグネットセンサーの作り方

マグネットセンサーは、レールと車両の両方の加工が必要です。
加工は車両の方が簡単ですが、調整作業は車両の方がかなり大変です。
まずはレール側の加工方法から説明します。

センサーの本体(リードスイッチ)をレールに取り付けます。取り付ける位置はCトラック上に印が付いているので、すぐにわかります。
長いレールでは端の方に、丸いくぼみがあると思います。ここにセンサーのネジ穴を合わせるようにして取り付けます。

リードスイッチは細長い形をしていますが、これがレールに沿うような形に取り付けます。
この時に左右どちらかに偏った状態になりますが、それで正しい取り付け方です。中央にはセンターレールがありますので、Cトラックの真ん中には取り付けられないので注意してください。

取り付ける位置を確認したら、リードスイッチから出ている2本のリード線を通す穴を開けます。
直径1mmのドリルで左右に2つの穴を開けてください。この時、レールの端の裏面にはコネクター等がありますので、干渉しないように微妙に位置を確認してずらしながら穴を開けます。

穴が空いたら、リード線を穴に通します。

リードスイッチを道床に固定します。
スイッチの短い方の出っ張りを、レールの下に潜り込ませて固定し、もう一方の長い方をネジ止めします。
ネジにはKレールを固定するネジが必要ですが、このネジは200本単位でしか販売されていないので、市販のネジで同じようなものがあれば探した方がいいです。

ネジでしっかりと道床に固定したら、レール側の加工は完了です。

続いて、列車側にマグネットを取り付けます。
マグネットは大きさが違うものが全部で3種類発売されていますが、なるべく大きい磁石の方が使いやすいです。
列車の底面形状に合わせて選択しますが、最終的にはかなりの調整が必要なので、個人的には最初から大きなものを選択した方がいいと思います。

列車の底面にマグネットを固定します。両面テープが付属していますので、位置の仮決めは両面テープで良いのですが、最終的には接着剤等でしっかりと固定した方がいいです。
というのは、Cトラックのレールそのものも金属製のために、磁石がレールにも吸引されるからです。固定の仕方が甘いと、磁石が取れてレールに吸い付いてしまいます。

磁石の固定位置と高さについては、説明書に記載されていますが、現実的には無視して実際にやってみるしかないです。
まず、磁石を車両に固定する前に、磁石だけを手に持って、それを直接リードスイッチに押し当てて、リードスイッチの稼働状態を慣らします。これをしないとリードスイッチが固くなっている場合があり、そもそも反応しないこともあるからです。
何回か直接磁石を当てていると、コチコチと音がしてリードスイッチが柔らかく動くようになります。それから調整を行います。

実は磁石には磁力の強い場所と弱い場所があります。
板状になっていますが、磁石によって磁力の強い場所が違うので、手で磁石を縦向き、横向き等、様々な状態に持ち替えて、リードスイッチから最も離れていてもスイッチがコチコチと確実に反応する場所を探します。
磁力の弱い向きでは、磁石はスイッチから2mm程度以内でないと反応しませんが、強い向きになれば1cm程度離れていても反応します。この向きを探すのです。

この作業はとても重要です。ここがマグネットを確実に動作させる最大のポイントだと言っても良いと思います。
繰り返しますが、磁石によって磁力の状態が異なるので、必ず、磁石ごとに確認してください。場合によっては『磁石の角』が一番磁力が強いことがあります。そのような場合には『角がリードスイッチの真上に来るように調整する』ことになります。一律にスイッチの真上に磁石を設置すれば良いというわけではないのです。
場合によっては磁石は斜めに取り付けたりすることもあります。

磁石の特性を把握したら、車両に取り付けます。
車両の位置とリードスイッチまでの高さを調整しながら、何回かテストを繰り返して、確実に反応する場所に固定します。
この作業は大変ですが地道にやるしかありません。
毎回確実に反応するようにできれば、完成です。

CS2とL88の設定と繋ぎ方(マグネット)

L88は初回のみ使用する前に初期設定が必要です。
初期設定方法についてはこちらのページでご確認ください。

CS2にL88を繋ぎ、L88にセンサーの線を繋ぎます。
ACアダプターの電源は、必ずL88、CS2の順番にオンにしてください。先にCS2をオンにしてしまうと、L88が正しく検出できない場合があります。
繋ぎ方は下図を参照してください。

もし、センサー端子の数が16個では足りない場合には、増設用子機であるS88をさらに購入して、センサーの端子を増やします。
この場合にも、最初の1台目は必ずL88でなくてはいけません。S88だけを買っても使えないので、注意してください。

マグネットセンサーの配線図

センサーをレイアウトに組み込む

それでは実際にセンサーを使ってみましょう。
ここではコンタクトレールを作ってセンサーにして、自動で駅に停車するレイアウトを作りたいと思います。

センサーとして加工するレールは、188mmの直線1本、172mmの直線1本(合計360mm)です。これらはセンサーとして使わない時には、普通のレールとしてもそのまま使えます。
ただしここにフィーダー線を差すことは避けた方が良いでしょう。
製品のコンタクトレールがある人は188mmの直線だけを間に挟んでも構いません。

コンタクト区間の長さは、最低でもそのレイアウトを走る車両の中で最もホイールベースが長い車両のホイールベースよりも長くする必要があります。
ホイールベースよりもコンタクト区間が短いと、コンタクトが何回もオンオフしてしまい、編成の通過中にセンサーの状態が変わってしまうことがあります。

センサー線をL88の数字端子1番に接続します。

1周回する線路を作って、適当な直線部分にセンサーを組み込んでおきます。

センサーの動作確認

これでセンサーの設置は完了ですが、動作の確認をします。
CS2のレイアウト図を開いてセンサーを設置します。
まずは図のように単純な形にレールを敷いて、レイアウト図を描いてください。

手前の直線区間を駅だと想定して、この部分にセンサーアイコンを配置しましょう。
パーツから直線センサーをタッチして、駅の部分に配置します。

センサーの設定ダイアログが表示されるので、センサーの端子番号1番を設定します。
一番上の数字の上に「Module:1 Contact:1」と書かれていますが、これは『モジュール1のコンタクト(端子)1』という意味になります。
『Module:1』とは、CS2の背面コネクターに接続した旧製品S88(型番60880)の1個目を意味します。『Contact:1』は、その端子番号1番という意味です。
つまり、このままでは旧製品のS88用の設定になっているので、変更しなくてはなりません。

下の「Device-ID」の欄には「Master CS2」が表示されています。これが『CS2の背面コネクター』に接続している旧製品が対象であるという設定ですので、ここを変更します。
この欄をタッチすると、プルダウンリストから設定済みのL88が表示されます。この時に表示されるのはL88のデバイスIDの番号です。#のついた個体番号ではないことに注意してください。
ご自分が持っているL88のデバイスID番号を選択します。

デバイスIDからL88の番号を選択する

L88を選択すると、一番上の表示が「Bus:0 Contact:1」に切り替わりました。
『Bus:0』は、CS2のブースター端子に接続したL88自身のポートであることを意味します。
これでL88のポートを指定できるようにりましたので、その下の数字の欄に、センサー線を接続したポート番号を入力します(今回の場合には「1」のままで良い)。

Bus:0に変更されていることを確認する

「Refill Station」の欄ではmfx+で運転する場合の給油所などを設定することが出来ますが、今回は関係ないので、「None」のまま登録します。
緑色のチェックマークを押して登録してください。

レイアウト図にセンサーが配置された

レイアウト図にセンサーが配置されました。

【注意】現在のCS2のレイアウト図には、L88関係の不具合があります。
現在のCS2(バージョン4.1.0まで)のレイアウト図にはL88関係の不具合があります。
いま登録したセンサーのアイコンをもう一度タッチして編集モードで開くと、登録してある内容が正しく表示されず、必ず「Master CS2」で「Module:1 Contact:1」という表示になります。
これは表示が間違っているだけで、内容は正しいセンサー端子番号が登録されています。しかし、一度でも編集画面で緑色のチェックマークを押してしまうと、せっかく登録した内容が「Master CS2」の「Module:1 Contact:1」で上書きされてしまいます。
そのため、編集作業をする場合には、面倒ですが、すべて正しい数値を入れ直してください。また、何かの操作間違いで編集画面を表示してしまった場合には、緑色のチェックではなく、赤色のバッテンマークでキャンセルして画面を閉じてください。キャンセルした場合には、内容は上書きされず元の内容が保持されています。

レールに何か車両を乗せます。動力車でなくて構いません。貨車か何か1両あれば十分です。
手で車両を動かして、センサー区間の上に移動させます。
その状態で、CS2の画面を確認してください。
センサーアイコンが黄色く点灯すれば問題ありません。
続いて、センサー区間から車両を移動させて外します。
センサーアイコンが白に戻ればOKです。

車両が乗っている時に黄色、外したら白と、点灯が変わることを確認してください。

もし、変わらない場合や黄色になりっぱなしの時には、配線と設定を再度確認してください。

センサー感度の調整

センサーを設置しても反応の仕方に問題がある場合には、センサーの感度を調整します。
例えば、コンタクト区間に車両を乗せた時に、センサーが何回もカチカチカチとオンオフを繰り返してしまうようなケースでは、調整が必要な場合があります。

センサーの感度は、L88の設定画面で調整することができます。

setupタブを開いて、スパナマークで設定モード(青色の画面)にして、下の「Infomation」をタッチします。
Infoのプルダウンから、設定を変更するL88を選択します。
すると、下にL88の設定が表示されます。右側にスクロールバーがありますので、それを使って下にスクロールさせると、いくつかの設定項目が表示されます。

【注意】
setup画面には「S88」という項目がありますが、これは背面コネクターに接続した旧製品のS88(型番60880)用の設定画面です。
L88、S88では使用しませんので、間違えないようにしてください。

L88の感度設定画面 L88の感度設定画面

各設定項目では、以下の数値を調整できます。

Zykluszeit Bus 1 (RJ45-1):Bus1(LANケーブルで接続した2台目以降のS88)へのサイクルタイムの調整値
Zykluszeit Bus 2 (RJ45-2):Bus2(LANケーブルで接続した2台目以降のS88)へのサイクルタイムの調整値
Zykluszeit Bus 3 (6-Poling):Bus3(旧製品用コネクターで接続した2台目以降の旧製品のS88)へのサイクルタイムの調整値
Bitzeit S88:S88の感度調整値
Zykluszeit 1 - 16:L88のポート1番~16番のサイクルタイムの調整値

Zykluszeit Tastatur:マトリックスキーボードモードで使用する場合のサイクルタイムの調整値(センサーの場合には使用しません)
Spalten Tastatur:マトリックスキーボードモードで使用する場合の列の設定(センサーの場合には使用しません)
Zeilen Tastatur:マトリックスキーボードモードで使用する場合の行の設定(センサーの場合には使用しません)

Bitzeit S88はセンサーがどれだけの間隔でセンシングするかという数値です。
対して、Zykluszeitなになに、の方はセンシングした結果にどれだけの感度で反応するかという数値です。
わかりにくいですね。

恐竜のしっぽで考えてみましょうか。
Bitzeit S88は、しっぽの神経の過敏さそのものです。
Zykluszeitなになには、しっぽが踏んづけられた時に、脳がどれくらいの感度で感じるかという感覚です。

恐竜がしっぽを踏まれた時に、神経は『踏まれた!』と信号を発するわけですが、どの程度長く踏まれていたら実際に恐竜が怒り出すかは感度によります。
あんまり感度が良いと、トカゲがしっぽの上を走り抜けた程度でも『踏まれた!』と感じてしまい、その度にいちいちしっぽの方を見ていたら大変です。
かといってあんまり感度が悪いと、他の恐竜にしっぽを踏んづけられたままでも気がつかなくて、そのまま歩き出したらしっぽが挟まっていて転んでしまうことになります。

センサーの場合には感度が良すぎると、ちょっとした車輪の揺れ具合や汚れにも即反応してしまい、短時間に何回もオンオフを繰り返すことになります。
反対に感度が悪すぎると、列車が通過してもなかなか反応しなくてタイミングがずれてしまいます。

そこで、まずは初期値のままで、実際に列車を走らせてテストしてみて、問題がある場合だけ調整します。特に問題を感じなければ、この数値は変更せずにそのまま使用してください。
問題が発生する理由のほとんどは、センサーが過敏に反応しすぎるということだと思いますので、複数回反応してしまう場合には「Zykluszeitなになに」の数値を長くします。
この時にL88本体に接続した端子なら「Zykluszeit 1 - 16」を、2台目以降のS88の場合には、接続したBusに対応した欄の数値を変更します。 長くてもだいたい「220ms~470ms」くらいで複数回の反応は止まるのではないかと思います。

私のレイアウトでは旧製品のS88(型番60880)を使用しているのですが、そちらは「470ms」に設定してあります。これは約0.5秒という感度です。恐竜が0.5秒以上しっぽを踏まれていたら『おい、踏んでるぞ!』と怒るという意味です。
つまり実際にセンサーが反応した時に、0.5秒以下のオンオフは無視して1回の反応とみなす、という設定になります。
車体の揺れやレールの状況などで、瞬間的に0.2秒間接触して、0.3秒間離れていて、その後また0.2秒間接触したような場合でも、1回のオンと考えるということです。

逆に言うと、最大で列車が通過してから0.5秒後にしか反応できない(その分列車の実位置はずれる)という設定です。
ずれの分はあらかじめ考慮してセンサーの配置やメモリーのディレイを設定する必要があります。

センサーを使って自動で駅に停車させる

センサーが正しく動作するようになったら、センサーを使った運転をしてみましょう。
センサーは様々なことに使えますが、まずは設定が簡単なシャトルトレインで試してみます。
1周する度に駅の位置で停車して、また走り出す運転をしてみましょう。

1周ごとに駅で停車する

コントロール画面で走らせる列車を呼び出してください。
スパナアイコンをタッチして、シャトルトレインアイコンをタッチします。

設定画面が出ますので、「Start」に「--」、「Middle」にセンサーの番号である「1」、「End」に「--」を設定し、「Device Selection」を「L88のデバイスID番号」に切り替えます。
Speedには走らせたい速度指定してください。
Durationには、駅で停車させたい秒数を設定します。この時の秒数は、列車が減速を始めてからの秒数になります。
ブレーキがかかってから停車するのに3秒かかる場合には、その分も計算に含めなくてはなりません。減速時間が3秒、停車時間が5秒なら、合計した8秒を設定します。
実際には計算するのではなく、動きを見ながら設定を変えて調整した方が簡単です。

コントロール画面に戻り、シャトルトレインアイコンで列車を走らせます。
シャトルトレインの機能を使用するので、速度計のタッチやメモリーで走らせてはだめです。

どうでしょうか。
1周して駅に停車すると、また走り出し、1周して駅に停車する、という動作を繰り返すようになったと思います。

最初にシャトルトレインのアイコンにタッチすれば、後は見ているだけで、何も操作しませんよね。
もう完全な自動運転です。

駅に停車させるのは意外と複雑な操作のように思えますが、センサーを使えば簡単に自動化することが出来ます。
このようにして1つの列車を完全に自動運転で走らせておけば、もう1台の列車を手動で走らせるのは簡単ですよね。たとえ、同じレールの上を走っていても、ぶつからないように走らせることも容易に出来ると思います。
自動運転で走らせる列車を2台、3台と増やしていけば、それだけレイアウトの上を様々な列車が走るようになりますが、操作は変わりません。見ているだけなら、何台走っていても眺めているだけでいいですし、運転したければ、好きな運転方式で好きな列車の運転に集中できます。
あなたが運転している間も、他の列車は走っていますから、すれ違ったり、駅で追い越したりとか、多彩なシーンを楽しむことが出来ます。
それがメルクリンの醍醐味ではないかと思います。

1周ごとに駅で停車して向きを変える

今度は設定を変えてみましょう。
もう一度、シャトルトレインの設定を開いて、「Start」に「1」、「Middle」に「--」、「End」に「--」、「Device Selection」に「L88のデバイスID番号」を設定します。

走らせてみてください。

駅に停車する度に、列車の進行方向が変わるようになりましたね。
右回りに1周して停車、左回りに1周して停車、という動きを繰り返します。

シャトルトレインは「Start of S88 Contact」に始発駅のポート番号、「Middlet of S88 Contact」に中間停車駅のポート番号、「End of S88 Contact」に終着駅のポート番号を設定できるようになっています。
始発駅、終着駅というのは便宜上の呼び名だけで、必ずしも始発、終着駅である必要はありません。むしろ、始発と終着は列車の向きを変えて一時停車するポート番号、中間駅は向きを変えないで一時停車するポート番号と覚えた方がいいです。
また、「S88」と書かれていますが、L88のポート番号でも問題なく設定できます。

つまり、向きを変えられるセンサーに最大2つまで、中間駅として停車するセンサーに最大1つまでを設定できるということです。
センサーの数と実際の停車駅の数は一致する必要はありません。
例えば、中間駅が3カ所あっても、その3カ所に配置したセンサーをすべて3番端子に接続して、3番を中間駅に設定すれば、どのセンサーが反応してもその位置で停車しますので、ちゃんと3カ所の駅に停車することができます。

単純に直線の区間を往復して、その間に停車駅が2つあるような場合でも、L88、S88のポート端子は2つ使うだけでできるということです。

向きを変えられる点(始発駅と終着駅)が2つ設定できるということは、下の図のような運転もできます。
この場合には、途中駅に停車しながら、レイアウト上のあちこちの駅に行って帰ってくることが出来ます。
※メルクリンではスプリングポイントは、問題なく列車が通過できるということに留意してください。

待避線での交互発車

次は、センサーとメモリーを連動させて、待避線での交互発車に挑戦してみましょう。
待避線部分のレイアウトとセンサーは図のように設置してください。

メモリーの設定

今回はメモリー機能を使って、センサーが反応した時に実行する動作の設定を行います。
メモリー画面で、スパナアイコンをタッチして編集モードに入り、命令を登録したいルートスロットをタッチします。

メモリーのルート編集画面

画面の一番下に、このルートスロットを実行する際の条件を設定できる欄があります。
ここに、このルートが作動する時のセンサーの条件を登録します。

真ん中の「Module:- Contact:-」と書かれている欄に、L88・S88のポート番号を指定します。
しかし、この画面だけでは接続したL88のデバイスIDを選択できないので、最初に「Ext.」をタッチしてください。

Ext.をタッチする

追加条件を詳細に設定する画面が表示されました。
上の「Trigger」の欄が発動条件になりますので、「Master CS2 (S88)」と書かれている部分をタッチしてください。

「Master CS2 (S88)」と書かれている部分をタッチする

プルダウンでデバイスが選択できるようになりますので、矢印でプルダウンリストを表示させてください。

プルダウンリストを表示する

現在のCS2で認識されているデバイスがリスト表示されます。
L88のデバイスIDを選択してください。

L88にさらにS88を増設して使用している場合には、S88が繋がっているL88のデバイスIDを選択します。

デバイスIDは人によって違いますので注意してください。
この画面では「150」ですが、これは私のL88のデバイスIDですので、お使いのCS2では別の番号が表示されていると思います。

デバイスIDを選択する

続いて、左横にある機関車の絵のアイコンをタッチします。

機関車マークのアイコンは、センサーがオンになった時に作動するのか、オフになった時に作動するのかの条件を切り替えるためのボタンです。
機関車の先頭が表示されているアイコンにセットした時、このルートは、ポートがオフからオンになった時(=通電した時)に作動します。
機関車の後ろが表示されているアイコンにセットした時、このルートは、ポートがオンからオフになった時(=通電が切れた時)に作動します。

気をつけなければならないのは、このアイコンは電気が変化しないと検出できないという点です。
電気が流れ続けていてオンになりっぱなしの状態の時には、ルートは最初にオンになった時に1回だけ実行されます。
例えば、センサーの区間に列車が走ってきたとします。センサーレールに進入すると、センサーはオフからオンになってルートは実行されますが、その後、センサー区間上に列車が留まり続けた場合には、センサーはオンになりっぱなしなので、列車がセンサー区間外に移動して、一度センサーがオフにならないと、もう一度このルートを実行することはできないということになります。

今回は「オフになった時」を指定するので、アイコンをタッチして機関車の後ろの表示に切り替えてください。

オフになった時に条件を切り替える

もうひとつ左の欄をタッチします。
ここでポート番号を指定します。
「1」を指定してください。

ポート番号を指定する

下にある「Conditions」の欄では、動作条件をさらに細かく指定することが出来ます。

例えば、1番と2番がオンになっていて、かつ、3番がオンになった時にだけ、このルートを実行するというような条件が設定できるのです。
※1番がオフならば、3番がオンになっただけでは発動しないということです。

使い方の例としては、駅に進入する時に、1番線が空いていたら1番線に入り、1番線に他の列車が止まっていたら2番線に入り、1番線も2番線も列車が止まっていたら、手前の信号機を赤にして停車させる、といったようなことができるようになります。

今回の例では使用しませんので、初期値として入力されている条件をクリアします。
マイナスマークのアイコンを1回タッチするごとに、下から順番に1行ずつ条件が削除されます。
マイナスに2回タッチして、設定されているすべての条件を削除してください。

※厳密には、初期値で入力されている条件にはポート番号が設定されていないので、入力したままにしておいても動作には影響しませんが、あとで見直したときなどに勘違いすると困るので念のために消しておいた方が良いでしょう。

追加条件を削除する

緑色のチェックをタッチして、追加条件の登録を完了します。

追加条件の登録を完了する

メモリーの編集画面に戻りました。
下の欄に設定内容が反映されていることを確認します。

設定内容を確認する

続いて、具体的なメモリーの動作を登録していきます。

列車の動作のルートが登録されているページに切り替えてください。
※ここでは「ワンタッチで運転してみよう(シャトルトレイン・メモリーでの運転)」の項目で設定したメモリーを流用します。この項目の時のメモリーを残していない方は、各自列車を停車・発車させるメモリーを登録するか、コントロール画面で列車を呼び出して動作を直接入力してください。

ページを切り替えて、列車の運行命令があるルートを表示させる

「1番のセンサーがオフになった」ということは、1番のコンタクトレールの部分を列車の最後尾が抜けきって、編成全体がホームに入ったということになります。
つまり、1番に進入した列車は停車させなくてはならないので、停車のメモリーにタッチして、命令パネルに登録します。

続いて、隣の2番の線の列車を発車させる必要があるので、その命令にもタッチします。

メモリーの命令は、実際に手動で列車を走らせる時と同様に操作すれば問題ありません。
操作した内容は次々とパネルに登録されていきますし、あとから自由に編集することができます。

列車の停車と発車を登録する

正しく登録できたことを確認したら、緑のチェックをタッチして、ルートの登録を完了します。

ルート登録を完了する

ルートスロットのアイコンが変化して、命令が登録されていることを示す状態になっています。

ルートスロットのアイコンの変化を確認する

同様に、隣の2番の線に列車が入った時の動作も、別のルートスロットに登録します。
追加条件で、デバイスIDとポート番号2番を設定して・・・

センサー2番の条件を設定する

2番線の列車を停止して、1番線の列車を出します。

センサー2番の命令を設定する

メモリーを有効化する

メモリーの登録はできましたが、センサーの反応に従って自動的にメモリーの命令が実行されるようにするには、メモリーの自動実行をオンにする必要があります。

メモリーの各ルートは、そのままでは手動でタッチしなければ実行されません。
しかし、ルートスロットの各行の右端にある「機関車マークのアイコン」を切り替えることで、自動実行ができるようになります。

アイコンにタッチする度に、「手のひらマーク」と「機関車と手のひらマーク」に切り替わります。
「手のひらマーク」の時は手動のみ、「機関車と手のひらマーク」の時には自動実行ができる状態です。
センサー自動発動の有効/無効は、ルートスロット1行単位でしか指定できません。ですので、ある関連した操作を設定したルートスロットは横方向に並べて、互いに相反する操作を設定したルートスロットは縦方向に並べるように登録してください。

メモリーを自動実行にする

走らせてみる

レイアウト図のデジタルスターターセットのレイアウトに、センサーを追加しておきます。

センサーをレイアウト画面に追加する

駅の位置(センサーにかからないように)に列車を置きます。
列車の進行方向に注意してください。逆向きに走り出すと正しく動きません。

どちらの列車からでも構いませんが、ルートにタッチして走らせてみましょう。

いかがでしょうか。
片方の列車が1周して戻ってくると、交替してもう片方の列車が走り出すと思います。

うーん、走り出すタイミングがいまいちな感じですか?
そんな時は、ルートの命令を編集して、停車と発車の間に、遅延時間を設定します。

5秒程度遅延を入れてみましょう。

メモリーを編集画面にしてください。
停車する命令パネルの方を一度タッチしてから、再度タッチしたまましばらく長押しすると、命令の編集画面が表示されます。

メモリーの編集画面を表示する

ここでは、この命令の『後』に実行遅延時間を設定することが出来ます。
「Delay」にチェックを入れて、「Delaytime」に時間を入力してください。

命令パネルを長押しして編集する

命令パネルに時間が追記されて、実行後に遅延が発生することが確認できます。

遅延時間が設定されていることを確認する

今度はどうでしょうか。
列車はすぐに走り出すのではなく、入線した列車が停車して、少し経ってから走り出すようになったと思います。

レイアウトを走らせながら、遅延時間、列車の加減速遅延、走行速度などを調整して、自分の思った通りに走るように調整しましょう。

交互運転は止めるまでずっと自動で走り続けます。
もう2台の列車を完全自動で運転できるようになりましたね。

同じ向きに交互に走らせる

センサーの位置と設定を変えれば、2列車とも同じ向きに走らせることも出来ます。
この場合には、ポイントの切り替えもしなくてはなりません(分岐方向に対して列車が進入することになるため)。

もうかなり設定には慣れてきたと思いますから、ここから応用として、画面ひとつずつ設定を掲載するのはやめます。
設定方法を書きますのでチャレンジしてみてください。

図のようにセンサーを設置します。
センサー1がオフになったら、メモリーで列車Aを止めて、ポイントを切り替え、列車Bを発車させます。
センサー2がオフになったら、メモリーで列車Bを止めて、ポイントを切り替え、列車Aを発車させます。

センサーの検知タイミング

今回の例でのコツは、センサーが「オフになった時に」メモリー機能を作動させているという点です。
どうしてオンの時ではなく、オフの時なのでしょうか。

それは、もしオンの時に作動させてしまうと、列車の編成全体の長さがわからないため、まだポイント上に編成後部が残っている状態でポイントが切り替わってしまうかもしれないからです。
オフにしておけば、編成の最後尾が抜け切った時に初めてメモリーが作動しますので、ポイント上に列車がかかっていることはありません。

ただし、この仕組みでは、実は待避線の長さよりも長い編成を走らせてしまうと、事故が発生します。
これを防ぐには信号機を使用します。